ウルトラマンメビウス 思い出の先生

公式サイトより
太平洋上のある島に円盤生物ロベルガー二世が降り立った。それを追って現れたのはウルトラマン80!!ウルトラマン80は、地球に再びマイナスエネルギーが発生したため調査にやってきたのだ。
マイナスエネルギーとは人間の暗い心の波動。これが怪獣を呼び寄せるという有力な説があるのだ。ウルトラマン80は以前、教師・矢的猛として中学校で働きながらこの調査をしていた。
ミライは都内でマイナスエネルギーに似た波動が観測された場所へ急ぐ。そこはなんと矢的が教師を勤めていた中学校だった折りしもここでは矢的猛が昔受け持った生徒達が同窓会を計画していた。矢的がウルトラマン80だと信じる生徒の一人が「GUYS隊員なら矢的先生と連絡をとれるはずだ」と矢的を同窓会に呼んで欲しいとミライに頼み込む。
ミライは80にこのことを伝えるが、80は首を縦に振らない。そして迎えた同窓会当日、会場である中学校にマイナスエネルギーが呼び寄せた怪獣ホーが出現して・・・!

「80」が途中路線変更をして、矢的猛が先生であるという設定がいつのまにか消えたのを上手く使った話じゃあるんだが…。
あおげば尊し」つきのノスタルジー全開の特濃センチメンタリズムなので、「ウルトラマン80」を視聴していなかった人間には、「勘弁してくれ」という感想しかない。(まあ、それでも同じノスタルジー路線の「ウルトラ4兄弟映画」は嬉しかったので、「思い入れ」の問題にすぎないのかもしれない。)
ただ、ウルトラマンシリーズがこういったノスタルジー路線ばかりを臆面もなくやってしまうことはどうなんだろうか…。確かに平成ライダーシリーズは迷走に迷走を重ねているけれど、シリーズにあからさまなノスタルジーを盛り込むことだけはまだやっていない。(幸か不幸か「仮面ライダー THE FIRST」もまったく違う話に作り替えられちゃったしね。)