ヴァン・ヘルシング

映画 TV

ヴァン・ヘルシングヴァン・ヘルシング
ヒュー・ジャックマン スティーヴン・ソマーズ ケイト・ベッキンセール

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 2006-04-01
売り上げランキング : 1242

Amazonで詳しく見る by G-Tools
地上波の日曜洋画劇場で「ヴァン・ヘルシング」放映というニュースを偶然みて…、山寺宏一、田中敦子という声優のキャストに、思わずひっくりかえる。「攻殻機動隊」か？そうなのか？
ヒュー・ジャックマンという俳優さんは、ウルヴァリンをはじめとしてセルフコンフィデントなヒーロー役が多いんだけど、何故か「オレ様」に見えない人なんだよね。なんというか無理をして、野性味を出そうとしている感があって。カナダ人オーストラリア人だからかもしれないけれど*1、物腰が謙虚でいいヤツな感じ。悪くいえばスター性と華がない。トグサだよなー、などと友人と話していたら、やっぱり山寺宏一が声をあてるとは！しかも、王女アナ役を少佐のCV田中敦子とは！…狙っていませんか？ということでキャスティングの妙にしっかり釣られて見てみました。
劇場公開の時にこういう脳内補完をしてみたくらいの駄作だというのはわかっていたんだけどねー。
http://maruyaki.bird.to/atrier/vanhelsing_spoil.html
（えーと、この考察、私が本気で思っていると思わないでね(^^;;;あまりにも出来が悪い映画に1800円の元をとるために無理矢理脳内補完しただけだから…。）
さて、まあ、久しぶりにテレビで見たヴァン・ヘルシングは劇場版以上にアラが目立って…。CGやアクションシーンの迫力で引っ張れないのはますますつらいことに。やっぱり異形の怖ろしさが全然でてない吸血鬼、狼男映画に価値はないことを再確認したわけで。
で、髪の長いヒュー・ジャックマンはやっぱりトグサにしか見えないので、情けなさ倍増。山寺さんはもしかしたらスパイク＠「カウボーイ・ビパップ」の感じに演じているのかもしれないけれど、タチコマがいたら「トグサく〜ん」と呼ばれそうな雰囲気。アナ女王は、どだどたしい（造語）アクションシーンに目を瞑れば（声だけを聞けば）素子に思えないこともない。でも相棒がバトーじゃないとイマイチ活躍できないよね。
ところで、ドラキュラの声を家弓家正＠人形使いがやっていて、こちらは劇場で見るより重々しさがでてよかったかも。途中で、「私は暗黒に住まう生命体として政治的亡命を要求する」などと言い出すんじゃないかと思うほどに…。
ということで、本編映画を楽しむにしては、かなりナナメにひねってしまったけど、まあ、それはそれです。楽しめたからいいや。…でも、２は創らなくていいからね。

*1:misaoさんからご指摘を受け修正しました。