仮面ライダー555 最終話感想

オルフェノクの王が完全に消失しなかったことを除けば、わりとオーソドックスな着地。もっと破壊的に脱力系のラストを期待していたんだが…。
王道の三人ライダー同時変身も、バジンも登場し。テーマらしきものも言い添え。主人公の生死は視聴者に委ねて。
ただ、そのオーソドックスにいたる経緯がちゃらんぽらんで基礎となるものがなにもないので、砂上の楼閣。そして、ばらまかれた謎はすべて放り投げられ…。
「罪を背負う」「人間を守る」…。言葉だけならいくらでも言えるのだが…。どうにも基本となる倫理観にずれを感じるので、物語に感情移入ができなくなっていったような気がする。
電飾ファイズのアクションシーンだけは、なかなかよかった。あれはスーツアクターさん、大変だろうなあ。
とはいえ、一年間見続け、毎週感想を書くという作業をしていたドラマが終わった感慨はある。
スタッフの方々には、お疲れ様でした。