鋼の錬金術師 別れの儀式

ついに、コレをやりますか…。ニーナの時もまったく逃げていなかったから、予測はついてはいたものの。
エンディングを吹っ飛ばしての、ギリギリまでの演出はお見事。
ラストのムスタング大佐のセリフが原作から変えてあるのは、アニメのキャラを反映してよかったんじゃないかと…。青空をバックに「雨が降ってきたな」というやせ我慢を黙って受け止めるホークアイという…。

親バカぶりを発揮しつつも、他者への、また主人公二人への心遣いも示す大人で、しかも情報関係を取り扱うキレ者。韜晦しつつも戦闘能力もある。こういったヒューズは、これからさらに地獄へと進むであろう主人公たちにとって、欠くべからざる支えだったろうに。それを、かくもあっさりと失うか、と原作で読んだときには驚いたものだ。
主人公たちは、いつどんな形で彼の死を知ることになるのだろう…。
さらにこの死に関与しているかもしれない大総統は、一体何者なんだろう?