ローマ人の物語 9 10

ユリウス・カエサル ルビコン以前(中)ローマ人の物語9
塩野 七生
ユリウス・カエサル ルビコン以前(下)ローマ人の物語10
塩野 七生
ハワイの陽光の下で読んだカエサルの一代記ガリア編。
さすがにガリア総統となるころには、「シャンゼリオン」から仲代達也くらいには出世した印象に。
ただ、このローマ人の物語を読んでいて気になるのは、やはりカエサルのスーパーマンぶり。(もちろん、塩野さんの身びいきがあるのは百も承知なのだが…。)一人だけ近代的な情報戦をやっている古代のオーパーツといった雰囲気が。うーん、これはちょっとちゃんと「ガリア戦記」あたりを読まないとダメかなあ。
とはいえ、10巻の終わりは、ルビコンを渡るその時。いいところで引くなあ。