仮面ライダーブレイド 最終回

ジョーカーによる世界の滅亡を救うためには、キングフォームによるジョーカー化によって、もう一体のジョーカーを作ることで、始を最後の一体のアンデッドにすることを回避しようとする剣崎。

ということで、ジョーカー封印しますか?人間やめますか?の選択で、アンデッドになることを選択した主人公。うーん…。いままで無計画にカードでアンデッドを封印した上に、自分の友人?を封印することを避けただけということで、制作側が意図した悲劇的なエンディングになっていないような…。

アンデッドになることでの不利益があまり描かれていないことも、その一つ。不死の存在になっちゃうわけで、短期的にみれば結構ラッキー。まあ、その後剣崎がどのような生活をしたのかはわからないけれど。チベットあたりに逃げれば、わりと楽に生活していけそうな気がする。

そもそも剣崎のキングフォームによるジョーカー化って、戦うだけの戦闘マシーンになっちゃうんじゃなかったっけ?んで理性が全部吹っ飛ぶんじゃなかったっけ?ご都合主義なことに、アンデッドになるだけで、始と戦わないだけの知能は残っているんだよねー。

と、ここまで書いてきて、はっと思ったね。これはつまり、カードの使用を計画的にやらないと、自己破産してジョーカー化しますよ、という現代社会への歪みへの風刺と教訓に満ちた物語だったのだ!おお、なんということだ!さすが職業ライダーの話(棒読み)

冗談はさておき、これだけ右往左往したがちゃがちゃの話をまがりなりにラストにもっていったスタッフの苦労と、いろいろと問題があったけれど一応主人公していた役者さんの最後のがんばりにだけは、ご苦労様でしたと。文句をいいつつ一年間見続けた人間としては感謝を。

ということで、次の「響鬼」がやっとはじまるぞ。