流行iPod

家電量販店を歩いている時に、なにげなく聞こえてくるお客さんと店員さんの会話。
客「あのーiPodとMP3ってどう違うんですかー?」つまり彼はiPodと他のMP3プレイヤーはどう違うのか?と尋ねたいんであろう。まあ、新しい言葉がどかどかと増えていくパソコン周り、いろいろと知らなくても仕方がないっちゃ仕方ないね。
店員「えーMP3は圧縮技術の名前で〜、iPodはハードディスクがついているんでぇ…。他のプレイヤーでもMP3は再生できます〜。」おいおい。量販店の店員さんにモノを尋ねてはいけないという例みたいな店員さんだなあ。とにかくお客は今流行のiPodなるものがどんなものかを知りたいわけだよー。さっさと売りつけるチャンスじゃーん。
思わず、「ちょほいと、まちなは〜」と割ってはいって「iPodいいよー。音楽を何千曲も持ち歩けるよー」と売り込みしようかと衝動にかられたけれど、もちろん、それは夢想だけで。耳をダンボのようにして、彼らの動向を見守り続けただけですけどね、ええ。
結局、「音楽を聴くだけなら、どれでもいいんですね。」と分かったような分かんないような納得の仕方をして、お客さん帰っちゃいましたよ。
MP3プレイヤーといういささかゴロのよろしくない言葉の代わりに、iPodという不思議なプレイヤーの名前のほうが一人歩きしているのは、家庭用ゲーム機の名称がすべてファミコンだった時代とよく似ている。あの当時、NECファミコンだの、セガファミコンなどという言い方をする年配の人はよくいたものだ。そういう人は今、東芝iPodや松下のiPodと言っちゃうんだろうねぇ。まあ、こういう話は昔からよくあって、「伊万里*1の瀬戸物*2」という失礼もあるわけで。
(ご指摘により、一部修正しました。はやしさんありがとうございます。)

Apple iPod mini Silver 6GB w/USB [M9801J/A]

by G-Tools
Miniの6G。こんなに小さくて1000曲持ち歩けて、スタイリッシュで。買い時だよ、お客さーん。

*1:佐賀のやきものの名所

*2:字義通り、瀬戸内地方愛知県瀬戸市のやきもの