ウルトラマンネクサス 第37話

瑞生の告白を受けて、彼女に何もしてやれないならば、悲しみしか与えられないのならば、と思い詰めて、記憶を消そうとする憐。しかし、そんな憐に瑞生は必死で抵抗する。どんな悲しい想い出でも、それは憐の生きた証、と。勝手に消したりしてはいけない、と。
とてもいいシーンだったんだけど、ここはもし時間があるならば、もっと掘り下げて欲しかった。MPとして、そういったもしかしたら大切だったかもしれない想い出を瑞生は消してきたのだ。そのことの意味をもう一度彼女は自分に問うべきシーンだったはず。
そして、憐は最後の戦いへ。ラファエル完成の報が届くも、彼の決心は変わらない。「俺は俺の光を走りきる」と。
最後のビーストはこれまでの合体型。わりとあっけなくオーバーレイシュトローム一発で沈んだのは、再生怪獣は弱いという「伝統」の継承か…。まーぶっちゃけ言っちゃえば、憐最後の戦いは先週夕日を浴びて思い切りやっちゃっていて、先週以上はなかなか難しいよね。
最初から悲劇の予感をまとって登場してきた憐だから、そのまま短い生涯を閉じさせるのは忍びないし。ちょっと肩すかしは否めないけれど、それはそれでよかったかも。
そして光は、西条凪副隊長へ。人選的に間違っているとは思わないけれど、確かにリスキー。でもって、来週の予告編でエボルトラスターを持ったまま、闇をまとっちゃってるよ、凪さん。さあ、泣いても笑っても最終回。
たった1回でなにが出来るのか知らないが、それでも謎はすべて明かすってんだから、ドキドキしながら待つしかないね。