スター・ウォーズ エピソード3シスの復讐

むむむ。物量としては、すごい映画に出来上がっているのに、なんだかなあ。
せっかくの構造的神話的悲劇を処理しきれるだけの脚本になれなかったというのが、本当のところでしょうな。
とにかく極私的にはオビワンがバカにしか思えないのが大減点。弟子を育て損なっただけでなく、ダークサイドに堕ちようとする彼に手をさしのべるでもなく、身重のパドメには虐殺の事実をペラペラとしゃべくるし。
挙げ句の果てに、最後にトドメもささず、ダースベイダーの誕生の原因になってしまう。うーむ。このままエピソード4に突入してしまえば、彼がタトィーンからルークを連れ出して一人前のジェダイにしようとした、ということ自体が大変に愚かな所行になってしまう。
アレック・ギネス オビワンと、このエピ3のオビワンは、別人です。(断言)