コンスタンティン

原作を読んでないので、なかなか評価するのが厳しいところ。主人公の立ち位置がなかなかつかめない。雰囲気だけで押す映画のようなので、ちょっと掴みが弱いかなあ。魅力的な「地獄」の映像や天使や悪魔といったものがでてくるころまでガマンするのがちと大変。
友人からの説明で、彼が「地獄」を見る能力だけしかない、ということはわかったけれど…それにしても、アメリカンヒーローとしては破格の無力さだなあ…。ヒロインのほうも、うっかりドジっ娘だし。
ラストのネタバレだから反転するけれど、狂言自殺して金持ち父ちゃんを呼んでなんとかしてもらうバカ息子といった感じキアヌにぴったりといえば、ピッタリか…。悪魔の律儀さを利用する小賢しさにも溢れているし。
サイコな天使のガブたんは、ちょっとだけ好き。