コロラド日記その4

ワインのダメージが大きくて、やたら眠い。まだまだジェットラグが治らない。半ばうとうとしながら、部屋で本を読む。

この7月にミラノに行く予定なので、流行りの「ダヴィンチ・コード」を読了。ミラノで「最後の晩餐」を見る予定になっているので、話のタネに。
まあ、小説は刺激的なトンデモを散りばめた部分だけが興味深いハーレクインクズミステリーといったところ。(アメリカの半村良だろうと思ったけど、半村さんは小説の描写が巧いからにゃあ。)ダン・ブラウンは事実に基づいたと言っているらしいけれど、アダムスキー型UFOスタイルだにゃあ。
ま、こちとら異教徒は、イエス・キリストの生涯を教会がねつ造しているといわれても、それほど衝撃を感じないというのもあって、テンプル騎士団とかフリーメーソンとか、おなじみのトンデモは澁澤フリークとしてはニヤニヤしてしまう。
となりの本屋は立ち読み(椅子があるので座り読みか。)可能なので、ダヴィンチ・コードの批判本やらタネ本やらも目を通す。確かに、ダヴィンチというのは地名なので、「ダヴィンチ・コード」という題名は変だよね。「レオナルド・コード」より響きとしては格好いいので、それを優先したんでしょな。
聖杯というと、モンティ・パイソンインディ・ジョーンズしか思い出さないミーハーにはいろいろと面白かった。