アイーダ

http://www.shiki.gr.jp/applause/aida/
劇団四季アイーダ。ディズニープロデュースということもあって、元ネタのオペラよりずっとポリティカルコレクトな話に。元オペラではひたすら運命に翻弄される女性だったんだが…。剣を振り回すは、民衆の煽動者になるわ、ツオイ。一方、オペラでは悪役のはずのアムネリス女王も、最後はアイーダに花を持たせようとする心意気と気っ風のいいお姫様になってるし。そのあおりを喰って、ラダメス将軍はひたすら情けなくて。「なーにが百回生まれ変わってもまた君と出会うじゃー!」とアイーダに殴られるんじゃないかと思わせるくらい。勿論、荘厳なるオペラをそのまんまミュージカルにしてもどうしようもないので、近代的解釈はまあ、必要なところでしょう。
ロックオペラ風の演出とか、奥行きを使った綺麗な舞台美術とか、面白いところも一杯あったので、大変楽しめたのは確か。アイーダ役の女優さんの声量、技術ともに素晴らしかったし。
ところで売店で、アイーダにわかせんぺいを見つけ購入。<http://tenjin.keizai.biz/photonews/107/index.html
コレ、大量生産するわけじゃないので、手作りなんだとか…。
「なんちゃってエジプト」で、「一体、いつの時代の話なの?」というミュージカルを作るティム・ライスティム・ライスだけど、それをネタに博多だけにしか通用しない洒落をやるにわかせんぺいもにわかせんぺい。てゆうか、にわかせんぺいの勝ち?