"ザ・ホワイトハウス
「クリフハンガー」という言葉がある。アメリカのドラマで、次のシーズンへの興味をひくために、とんでもなくいいところでシーズンを終わらせてしまうことを言う。元は、崖から主人公がぶら下がっていること、らしいけれど。スタートレックもキャプテンがボーグにされちゃったところでシーズンが終わったこともあるし。3Dスパイダーマンなんぞ、さよならスパイダーマンで終わった挙げ句次期シーズンが打ち切りになってしまって、スパイダースーツは未だハドソン川の川底のままだ。
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そして、通常こういったあまりにもクライマックスな引きをすると、大抵後はしょぼんな内容になるのだが、さすがにドラマの作りが上手い。
銃撃戦で負傷し、生死の境を彷徨うホワイトスタッフの話を主軸に、事態の収拾と、3年前のホワイトハウススタッフの集結の話の回想とをつきまぜて、前後編に仕立てあげている。いきなりの回想シーンと、現実のごたごたと、ただでさえ、混乱しやすいドラマを、ちゃんと折り畳み、きちっと着陸させる脚本の手腕は、スゴイ。
いや、見ているこっちはかなり混乱しちゃったんだけど、それでも飽きさせず、見ているうちになるほどと納得させるんだよね。
ということで、当分ザ・ホワイトハウス中毒を継続しちゃいそうだ。