デス・ノート前編

4ヶ月前の公開が、早くもTV放映。後編の宣伝および学習のため、ということみたい。
デスノート」は毎週毎週どうなるんだろう?という「ひき」がキモなので、前後編にわけたのも仕方がないところ。後編を見て貰うためにはTV放映という手はなかなか賢い方法かも。今まで映画が2時間程度という枠に縛られていたのを、開放するという意味合いもありそう。(それはすでに、ロードオブザリングス三部作で、なされていることだけど。)ただし、それによって、だらだらいつまでも終わらない物語が続けられるという懸念はあるけれど。
なんにせよ、DVDの普及やネット配信などといったメディアの多様化は進んでいるんで、映画自体も変わる時期にはきていると思う。ま、とにかく面白いモンを気軽に見られるのなら、視聴者としては文句ないところ。
で、肝心の内容だけど、なかなか良くできてました。というか、やっぱり一番マンガ「デスノート」が一番面白かった頃のエピソードなので、その面白さをスポイルしないように守りつつ。しかも映画なのでケレンのある場面を付け加えて実写化したってところがよかったのでは。
と、言うのは簡単だけど…これは勿論難しい。今までマンガの実写化邦画でまともに面白いものに出会ったことがなかったので、CGの使い方も含めて感心してしまった。さすが金子監督。いいにつけ悪いにつけ職人の切れ味。
どうしてもマンガのほうに引き摺られるので、キラとエルのしゃべり方とビジュアルには違和感があるけどね。
事情があったようで、関東圏の話なのに見慣れた福岡の地下鉄がでてきたのにはびっくり。日常そのものの灰色と青の車体を映画の中で見るのは、ちょっと不思議な感覚でした。

まだDVDは未発売らしい。

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