ウルトラマンメビウス ひとりの楽園

公式サイトより
久しぶりの休日、ミライは同級生から意地悪をされ寂しそうな女子高生ナオコと出会う。
1人になりたくないためにそんな友達でも一緒にいるナオコを見て、ミライは人間の寂しさへの恐怖を思う。
そこへ怪しいコート姿の男が出現!取り逃がしてしまったが、この男、なんと顔に花を持つ植物怪人だ!
実はここ数週間、植物怪人が人をさらうという噂があちこちでたっていたらしい。
現実に行方不明事件も急増していることから早速GUYSが調査を開始、植物怪獣ソリチュラの居場所を突き止めた。
ソリチュラは人間の寂しい心に付け入る宇宙植物怪獣、放っておけばさらに行方不明者が増えてしまう。
GUYSは直ちに現場へ。ところがその間にコートの男・宇宙植物怪獣ソリチュランは
美しい青年の姿でナオコに接近していた!

いやにホラー演出が入っているなぁ、と思ったら、やっぱり小中監督でした。最初の人々が襲われていくシーンは手慣れたもんがある。(ただ「ウルトラ」で「怪人」という言葉を使うのはやめてほしかったな。たとえ、それが人と同じサイズとしても「怪人」は「仮面ライダー」の言葉なので)
ドラマ的には美少女ナオコちゃんは可愛かったです。いじょっ!ってなくらい、なにもない回。せっかくイラストレーター吉良沢が、異人ぶりを発揮しているのに。彼と美少女との絡みにまったく意味がないんだよね。
できれば、制止するミライをふりきって、異世界の美少年に惹かれつづけた挙げ句、すんなりとりこまれて、ミライに「やっぱり男は顔ぞなー!」って嘆かせて…って違う番組になってますが。
脱線はさておき、演説する時間があるなら、その同化を拒む彼女の選択にもう少しドラマを盛り込んでほしかったなぁ。そりゃ、つながれて夢を見て笑っている人々を見りゃ、同化を嫌がるでしょ。ソリチュランが甘いマスクで優しい言葉を囁いているのをそでにして初めて「苦しみにも意味があるの」になるんじゃない?