仮面ライダー電王 アウトロー・モモタロー

東映公式よりhttp://www.toei.co.jp/tv/den-o/index.asp
電王として戦う決意を固めた良太郎だったが、慣れない戦いに疲労困憊。そんな彼が倒れたスキに、モモタロス(桃太郎型イマジン)が憑りついては、勝手に体を使う。今日も今日とて、良太郎の体を借りてケンカざんまい。
"font-size:12px; text-decoration:underline; color:#000000; line-height:140%;">Climax Jump 仮面ライダー電王...

今回も面白かった電王。小林さん、イケイケドンドン!
とにかく良太郎の筋肉痛って設定がいいよね。電王で戦うということが「モモタロスに憑依されている」状態であるというのを端的にあらわしているわけで。どんなに電王が強くても、その身体は生身。使い慣れない筋肉を、急に使ったダメージは良太郎のほうにだけくる、と。コメディに仕立ててあるんだけど、実はネクサスでデュナミストのほうにダメージが蓄積していったことを別方向から言っているようなもの。主人公(ヒーロー)が痛みを持ちつつ戦っているという主題をホントさりげなく示してあるわけだ。
で、それにも関わらず良太郎の躯を使いたい放題のイマジン、モモタロス。おまけに、変なヤツにひっかかって犯罪にまで手を染める始末。いやー、ありがちキャラとは思うものの、かわいいかわいい。実は暴れたいだけのお子様だし、愛嬌はあるし。犯罪行為も実は勝手に使ってしまったお金を返したいという侠気から、という動機からだし。今期最大の萌えキャラ爆誕と評判も高いが、私もすっかりモモタロスにやられたクチ。
ベテラン声優関俊彦の演技の上手さは言うまでもないんだけど、憑依された良太郎(公式によればM良太郎)と素の良太郎とを演じわける佐藤健って人はすごいよね。17歳ということらしいけど、末恐ろしいというか…。M良太郎の時の声も、関さんと同じような間合いになっているわけで、ものすごい勉強の後が見えて、本気で感心しちゃう。これから複数のイマジンに憑依されて、それも演じわけないといけないらしいんだけど、いやはや、ここまでの負担によく応えているなあ。