ゲットショーティ

ゲット・ショーティ [MGMライオン・キャンペーン]ゲット・ショーティ [MGMライオン・キャンペーン]
ジョン・トラボルタ バリー・ソネンフェルド ジーン・ハックマン

20世紀フォックス・ホーム・エンターテイメント・ジャパン 2007-01-19
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映画オタクの取り立て屋チリが、ヤクザ稼業から足を洗い(?)ハリウッドで棚ぼた成功をおさめるまでって感じのコメディ。散りばめられた映画ネタに笑いながらの、オフビートな感じのまったり映画。
ストーリーはかなり入り組んでいるけれど、まあ、とにかくすべてが主人公の都合のいいように運ばれていく話なので、みるべきところはない。オチは夢オチ並みで、映画にバカにされている気分にならないわけじゃないし。
まあ、そんなことよりトラボルタの飄々とした映画オタクヤクザっぷりがよい。なにかにつけて映画の台詞を叫んだりとか…。細部に拘るオタクっぷりに、なんだかついつい親近感を感じてしまう。
ワキを固めるジーン・ハックマンとか、レネ・ルッソとか、ダニー・デヴィートが演じるろくでなしハリウッド・セレブの会話も妙に楽しい。レストランでメニューにある料理を決して食べない鼻持ちならないスターなんて実際にいそうじゃん。まあ、こういった楽屋落ちぎりぎりのあてこすりがわからないと、面白くないかも。
私はブルース・ウィリスと同様このジョン・トラボルタの脂っぽい感じが苦手で。名作「フェイス/オフ」ですらトラボルタがイヤだったんだけど、この作品は妙に脂が抜けて悪くなかったです。でも、続編「ビー・クール」では見事に脂タラタラだったので、思い直すことは止めにしました。