仮面ライダー 電王 いい? 答えは聞いてない

公式サイトよりhttp://hicbc.com/tv/mebius/
良太郎の奇行を、“悪霊”のせいと決めつけてやまないスーパーカウンセラー・三浦。
催眠治療を試みる彼。当たらずとも遠からず。一面の真実を言い当ててはいるのだが……。良太郎の心の底――そこには、深く潜伏していた第4のイマジンの影が!
しかし三浦の催眠は、期せずして思わぬ人物の記憶を覚醒させることに?!

リュウタロス登場。モモタロスをはじめとして、それぞれに傍迷惑の困ったちゃんなイマジンたちばかりなのだが、無邪気と邪悪のジレンマを纏って、最悪の4番目の憑依イマジンが、表に現れた。
ってことで、小林靖子脚本はこういう新キャラの登場の時にその真価を発揮する。リュウタロスの底知れない感じを登場5分で見ている側に刷り込む。やあ、いつも通り上手いです。
憑依してしまえば運命は一蓮托生のはずなのに、敢えて「良太郎を倒しに来た」といい放つリュウタロス。こういうどっかが壊れていて幼さと邪悪さが同居するキャラといえば、龍騎の東條をちょっと思い出すけれど。(アニメなら高山みなみが声を当てそうな気がする…。)
今度は、どうやって良太郎との共闘にもっていくのか、なかなかに楽しみ。行きがかり上共闘することになった、モモタロス、ウラタロス、キンタロスのトリオの関係性がどうなるかということも。さりげなくモモのことを「先輩」と呼び続けているウラがなんとなく可笑しい。
また、同時に、催眠術で失われた記憶を取り戻してしまった愛理姉さんの謎もふくらんできて。毎回過去で時間を計っている謎の人物が愛理姉さんの恋人らしい、ということも判明。良太郎が特異点(時間の運行の影響を受けない存在である)ということとも何か関係あるのかもしれない。
先週、先々週の悪夢を吹っ飛ばして、話がぐんぐん進んで面白くなってきましたよー!
それにしても5人の演じ分けとともに、ブレイクダンスまで器用に踊る佐藤健。いやはや、芸達者。とくにリュウタロスは幼さが残る感じなので、ご本人の容貌と一番マッチしていて。良太郎を演じている時よりももっと違和感がない。(鈴村健一の声とも、完全に同調している感じがして吹き替え感が減じているのもすごい。)
ただねー、あのガンフォームだけは…ちょっといただけないのよー。かっこわる(涙)