時をかける少女 通常版

筒井康隆原作の細田監督作品「時をかける少女」。久しぶりにDVDを買いました。ケーブルにくるまで待っていられない。
劇場で見たときの感想はこちら。http://d.hatena.ne.jp/ariahisaeda/20060726

時をかける少女 通常版時をかける少女 通常版
筒井康隆 細田守 仲里依紗

角川エンタテインメント 2007-04-20
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夏の入道雲の下。もう全力疾走なんて出来なくなってしまった自分を振り返る。もう一度。もう一度、あの時間に帰れたら…。
筒井康隆という「理」の資質の人が書いた小説が、大林宣彦の感性でリリシズムを吹き込まれて、さらに細田守という才で再結晶した作品、アニメ「時をかける少女」。
10代の少年と少女のBoy meets girlの話なのに、どこかそこにノスタルジーを含むのは、細田監督という人の持つ資質なのか。
芳山和子であろう真琴の叔母の視点で、くるくると表情を変えながら勢いよく走る彼女の行く末を、見守りたくなる。
劇場で気になった画質も、やっぱり劇場側の問題だったようで、DVDではばっちり美しく。とくに空と雲の画像がよいので、DVDを買って満足。