RENT

ニューヨークのイーストヴィレッジ。恋と友情、貧しさやドラッグ、HIV感染など、夢を追う若者たちの夢とその挫折の物語。トニー賞受賞のミュージカルの映画化

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原作のミュージカルを未見。でも、映画はオリジナルキャストを起用し、ミュージカルをほとんどそのままに移植したみたいので、問題ないかも。
ただ、映画としての演出をあんまり入れてないから、きっとミュージカルが苦手な人には受け入れられないかな。ミュージカルは大抵の場合、ドラマとしては破綻しているので、ストーリー自体を評価してもあんまり意味はない。その時の舞台として観客の心を震わせることができれば勝ちってことで。そういう意味では、もちろん及第点。
最初のコーラス部分と、イーストヴィレッジのアパートに火を降らせるオープニング部分が印象的。さすがにオリジナルキャストだけあって、歌に関しては文句なし。きちっと訓練された歌手の、非常に美しい歌声。いいなぁ。
エンジェルの葬儀の部分も、美しいし…。
機会があれば、舞台で見たいものだなぁ。
ふと見ながら吉田秋生の「カリフォルニア物語」を思い出した。NYを舞台にした群像劇だからか…。あの時代にはエイズはなかったけれど、青春の危うさ、苦さは、別に変わるわけじゃないからね。