劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!/電影版 獣拳戦隊ゲキレンジャー ネイネイ!ホウホウ!香港大決戦

公式 http://www.den-o-movie.jp/
公式のトップかっこいいいんだけど、キンタロスが緑に染まってて、最初ゼロノスとまちがえちゃったぜ

ネット上でのネタバレその他がこわかったので、早々に見にいってしまいました。これだけドラマのほうとリンクされると、やっぱ、見たくなるのは人情だし。ってことで、感想を。(ある程度ネタバレ含むます。)

■電影版 獣拳戦隊ゲキレンジャー ネイネイ!ホウホウ!香港大決戦
香港で撮ったためか、いつもに増して、アクションシーンの切れがいいような気がする。
まあ、この番組の場合、香港カンフー映画へのレスペクトなわけだから、香港を舞台ってのはなかなかいいのかも。定番のお姫様が出てこなくて、潜入女警察官がでてくるのも、これまた香港映画へのレスペクトかもしんない。
まあ、内容については言うこともなし。お祭り映画に徹底したつくりで、秘技呉越同舟には笑っちゃったわけで。で、ハエくん@石田彰の実況つきでのボス戦は大迫力。普段戦隊のボス戦は嫌いな私でも、ついついひきこまれてしまった。
で、これを機に最終的に理央様メレとの共闘話になっていくんだろうか?これまでの話が、二つの流派の力比べに終始しているだけに、最終的には、より大きな敵さんが現れてくれないと話の体をなさないような。不戦の誓いをたてているとはいえ、拳聖たちが理央を放置している理由ってのはそれじゃないかと思うんだよね。
それにしてもジャンはいつものことながら暑苦しい。時々いい顔をする時もあるんだけど、狂騒的なジャンが苦手なんだよねー。それが普段ゲキレンを見ていながら感想をあまり書かない理由。

■劇場版 仮面ライダー電王 俺、誕生!
こちらも、いい意味でのお祭り映画で、いい意味での子供向けに徹したウェルメイドな作品に。すっごく楽しませてもらいました。誰もがデンライナーに乗って、縦横無尽に過去に行きたくなる。
やっとお子様たちの手に仮面ライダーを帰したって感じがして、好印象。シリアスな話は大好きだけど、それが全部じゃないからね。無駄に人が死んだり、犠牲になったりしない、ってところがいいやね。
もちろん、それだけではお話にならないから、すべての時間を破壊しようとする悪いヤツはでてくるし、良太郎は記憶を無くしたりして、危機は煽るわけだけど。そこを解決するのが、良太郎の人としての「強さ」と「責任感」とだってところに行き当たるわけで。
無くしてしまった写真と、それが象徴する無くしてしまった両親の記憶、それをひたむきに取り戻そうとする試み。そしてそれを取り戻せなくとも前向きに生きることの大事さ、
そんななものを、ちゃんと描いている辺りに「子供むけ」だけど「子供だけ向け」じゃない何か、を見ることができる。
段々にヒーロー顔になっていく過程をちゃんと演じ分けている佐藤健の演技力バンザイ。最後、記憶を取り戻し、電王としての変身時のかっこいいこと!4フォームそろい踏みも、ドラマのほうで予告した通り。待ってました!ってことで文句なく燃えちゃうしね。
これはきっとカットされた部分も多いだろうから、DC版が楽しみかも。きっと出るよね?答えは聞いていない。
ところで、私は映画は夕方に行ったんだけど、女性の観客が多いのにびっくり。「友だちにはB級映画に行くっていってきたのよ。」などという微笑ましい(笑)会話に、にたにたしてしまった。