トランスフォーマー

公式 http://www.unltd-media.jp/tf/top.html
金属生命体トランスフォーマー、巨大ロボットアニメを、スピルバーグプロデュースで、映画化。ってことで、、さて、彼の有名な変形ロボットを、現在の技術でどう実写化するのか?ってところが焦点。
変形命の映画であることは最初からわかっていたんだけど、開始10分。コレ結構いけてんじゃん!ちょいと「クリスティーン」を彷彿とさせるだめティーンズの青春モノと、カタールでのアメリカ軍部隊の全滅とを交互におりなして、うむ、つかみはOK、だったんだけどねぇ(ためいき)
いかんせんクライマックスが長すぎた。
そりゃね、車がロボットにがっしょんがっしょん音をたててトランスフォームってかっこいいですよ。私も嫌いじゃない。CGの動きに、ものすごい力が入ってるのもよくわかる。作れといわれて簡単に作れるもんじゃない。
でもさ、それがずっーーーーーーーーーと同じテンポでがっしょんがっしょんの肉弾戦やったら、やっぱ飽きるじゃん。おまけにどっちがサイバトロンやら、どっちがデストロンやら、混乱してくるし。何度も出てくる瞬間変形シーンをみつつ、早く終わんねーかなー、って思ってしまう。
脚本のほうも、情けない主人公が勇気を出して、アイシールド21よろしくキューブを守って走るってのもいいし、けなげなロボットとの不器用な友情ってのも悪くない。悪くないんだけど、全部つめこみすぎて、なにに焦点あててんのか…最後のほうはわからなくなるとっちらかりぶり。うーんうーん。しかも、主人公、ヒロイン共に、あんまり魅力なくて、彼らの行く末もなんだかどうでもいいしね。
まーねー。戦隊ロボット戦をこのクオリティでやれたならば!って思うことは思う。。映像だけを見るために映画館に行っても後悔しないだけのクオリティじゃあるけれど。それ以外になにもないこともあらかじめ覚悟したほうがいい。
どんなに迫力のある映像だって、やがて慣れるし、飽きる。いい加減、ハリウッドの監督はそこんところをわかってほしいナリよ。