仮面ライダー電王 終電カード・ゼロ!

公式サイトよりhttp://www.toei.co.jp/tv/den-o/index.asp?action=list
イマジンに憑りつかれた藤代裕也に拉致された愛理。
走る良太郎、そして侑斗。
ゼロノスのカードは、あと1枚。
カードは、何のためにある?最強の敵を迎え、最後の変身に挑む侑斗。
そして、彼がライダーに変身するための本当の代償とは……。

前回とこの回だけを見ればものすごく出来がいい回。たった一枚残ったカードを、電王とデネブのため、そして時間の運行を守るために使う侑斗
そしてカードを使い切ることが、他人のもつ自分の記憶を消し去ってしまうこととわかっていても。
やっぱ、「ヒーロー」とはこうでなくちゃ!と奇妙愛博士のレビューにほぼ賛成。
ただ、そこかしこにまだまだわからないところがあるんだよね。
まずみんなから侑斗の記憶が失われたということは、大人侑斗の記憶なのか、それとも青年侑斗も含めてなのか?良太郎が明らかに覚えていると思われる表情をしていたのは、彼が「特異点」だからなのか?イマジンたちは?名前まで認識していたミルクディッパーの常連たちは?

そして、侑斗の立ち位置とはなになのか?大事な記憶を犠牲にしてまで彼は何故時の運行を守ろうとするのか?

きっとこれから明らかにされるとは思うんだけど。今回の話に心動かされるものがあるにしても、「記憶」を犠牲にしていた、というのが非常に唐突にでてきてしまって、戸惑うものがあるんだよなぁ。
もう少し小出しに「記憶」の犠牲という話がでていたら、彼がカードを使いたくない気持ちあたり、もっと燃える要素がでてきたような気がする。カウントダウンもよりせっぱ詰まるだろうしね。
はじめて「ボクもいっていいかな?」の後に、「答え」をちゃんと聞いたリュウタロス。先週、侑斗をおねえちゃんの救出に行かせた件といい、無茶をしてホッパーイマジンたちと戦った件といい、やっぱり彼なりに良太郎が呼んでくれたってのが嬉しかったんだろう。で、その先走りを責めない他のタロウズたち。関係性がちゃんとでてきたようで。コーヒーなしのてんこ盛り、堪能いたしました。