仮面ライダー電王 クライマックスは続くよどこまでも

公式サイトよりhttp://www.toei.co.jp/tv/den-o/index.asp?action=list
ついに、現在にたどりついたデンライナー
だが、カイはこの時代すべてを破壊しつくすべく、エネルギーを放射しはじめていた。
最後の決戦に挑む良太郎とモモタロス。その行く手には、全イマジンが立ちはだかる。侑斗は最後のカードを使い切り、もうゼロノスに変身できない。
モモタロス。願いを言うよ……」
勝つのは、人間か、イマジンか?
そして、モモタロスたちの運命は――

終わっちゃいました。
「ずっとずっと続けばいい」と。「このまま作中世界に遊ばせてほしい」と、そう思えただけ、とても幸福な作品だったんだろう。
前代未聞の取り憑かれライダーしかも複数、難しいタイムトラベル設定、ヒロインの交替と、苦難やらいろいろを越えて、ああ、「電王」らしい、と思える場所にアクロバティックに着地したスタッフの皆様、本当にお疲れ様でした。
思えば最初に線路を追いかけてて空を飛ぶ電車のCGを見せられて、「何処にもないもの」をビジュアル化したことに夢中になり。前半は勢いよく見せてもらいました。それは久しぶりに「センス・オブ・ワンダー」という言葉を思い出したりして…。
もちろん、後半を含めて、キャラクタードラマとしての電王はとても優れていて。ここまで「愛される異形を生んだドラマというのも本当に珍しいと思う。ドラマが生きるも死ぬも脚本次第ということを改めて感じ入った次第。
モモタロス、ウラタロス、キンタロスリュウタロス、そして良太郎たちの最後の笑顔でオールオッケー。
回収されなかった伏線や、辻褄の悪さ、あきらかに尺が足りなくてカットされた部分などなど、いろんなことはあるが…。
まあ、そういったものは、「ま、いいか…」
「ノリのいいほうが勝つんだよ!」ということで。