墓場鬼太郎

公式 http://www.toei-anim.co.jp/tv/hakaba/
すっごいよくできているとのネットの評判から、第四話から見ました。「もやしもん」の後番組だから、そのまま録画しちゃっていたのに、放置もしくは消去しちゃってたよ。バカバカバカバカ、オレのバカ。
すっかりいいもんのヒーローにされちゃったカラー版の鬼太郎アニメに絶望していたモンだから。油断しちゃいけません。今度のはそんな生やさしいモンじゃあありません。面白いよー。見ないと後悔するよ。
キャラデザは、水木絵をわずかばかりに現代風にアレンジはしているものの、おどろおどろとした部分は生きていて不健康そう。モノクロでこそないものの水木的なタッチまで再現。うーむ、水木絵が古くならないのか、絵をアレンジした人のセンスがいいからか…すっごくかっこいい。舞台は昭和初期で、言葉遣いなんかもかなり忠実。そこらへんが絵の雰囲気とマッチングしているからかっこよく感じるってのもあります。
(手塚、石森、永井の御三家の絵が、どんなに現代風にアレンジしても、いささか古くささが漂ってしまうのにねえ。)

これだけ新機軸を打ち立てているのに声優はオリジナル(第一作目)「ゲゲゲの鬼太郎」ってところも皮肉が効いている。ちゃんと目玉オヤジは田の中勇です。
世界観はダーク。鬼太郎の性格も陰鬱。震えながら読んだ昔の水木ワールドそのままに、にじみ出る怪奇の世界。
そうなんだよね、鬼太郎は原作初期では決してヒーローじゃなかったし、下駄飛ばして戦ったりはしなかったんだよね。確か第二次世界大戦で島かなにかに閉じこめられて怪獣として帰還する、なんて話しもあったような気がする。とにかく妖怪たちが怖ろしくて、連載されていたマガジンを封印したことも二度三度だったような。
「あの頃」の「少年マガジン」世代も、そうでない人も、このダークホラーな鬼太郎は見るべきだと思います。



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