ラストサムライ

殺陣は素晴らしかった。ソードを持ったときのハリウッド映画アクションのダメさ加減にイライラしていたから。
相手の攻撃をかわす。死線をくぐりぬける。止め。かえす刀で攻撃。ため。とどめ。そういった一手一手に意味を持ったアクション。手数ばかりが多いカンフーや、力でごり押しの重い西洋の剣の振り合いとは、ひと味違う美しい剣劇
絶対的戦力差を埋めるための奇策にうってでた戦闘シーンもなかなかよい。
だから勝元の最期で終わっていたならよかったのに…。ちょいと蛇足が長かったなあ。
渡辺謙は、仲代達也の清盛入道を思い出させる。雰囲気のある渋い役者さんになったなあ。真田広之も殺陣がさすが。