グリーン・ディスティニー

HEROのチャン・ツィイーが出ているってことで。日曜日にテレビで鑑賞。
グリーン・ディスティニーとは、剣の名前。「碧名剣」
ストーリーそのものは、少しぎくしゃくとしていて、いまいち伝わりにくいのだが、幻想的な画面作りがウリという映画。
しかし、ワイヤーによる幻想的なアクションというのは、一歩間違えると、すぐに古くさくなってしまう。重力を無視したアクションが、どうしても緊張感を削ぐ。空を飛行できる人間には、高所から落ちたらどうしようというプリミティブなハラハラドキドキを盛り込みにくいのだ。
またアクションシーンが長すぎるために、舞踊にしか見えなくなることも。
HEROは過剰なまでの演劇的演出でその欠点を乗り切ることに成功していたと思う。