終の神話・天泣の章―封殺鬼シリーズ26 終の神話・地号の章―封殺鬼シリーズ27

最高潮(クライマックス)。利害を超えて「本家」が次期当主同士で集束。燃える展開だ。
シリーズをずっと読んできた身としては、三吾と佐穂子の成長が眩しい。ま、三吾のほうはまだまだスタートラインにたったところかもしれないけれど。本家の自体の存続のためにも生きることに執着する達彦も凄みがまして。
そして、鬼たちの数奇な運命も結末に……、と思っていたらもう一巻あるみたい。肩すかしだけど、嬉しい。
「寂しい」ということにすら気付かなかった「無外」の選んだ道の哀れさ。