デカレンジャー ブレイブ・エモーション

これまでになく強いアリエナイザー、ブリッツ兄弟や特別捜査官デカブレイクという異分子の登場で、危機にたつデカレンジャーのレゾンデートル。
この3週ひっぱった結論にしてはかなり安易な結末。ご都合のいい精神主義にとほほ〜だ。
ただ、その脚本になんとなく説得力を与えちゃったのは石野真子スワンお姉様のベテラン的演技力。いやあ、ただのアイドル歌手していた頃を知っているだけに…。円熟と変わらぬ華やかさと。年齢を経たことによりいい女優さんになったなあ、と感慨ひとしお。
しかし、せっかくいいキャラしていたブリッツ兄弟も、これ一回で消えちゃうのはなかなかもったいない。サキュバス、ファンだったのに〜。残念だ〜。せめてブリッツ兄には、生き延びて復讐行をやってほしかったんだが…。
とはいえ、そのすべての不満を吹っ飛ばすライディングデカレンジャーロボの圧倒的な迫力とアクションで、燃え燃え状態に。もともと戦隊モノの巨大ロボは、あまり好きじゃないんだが、それでもここまでかっこよければ許せる。いや、積極的に好きになれる。CGアクションの動き、がんばってるなあ。