エマ(1〜4巻)

エマ (1)
森 薫
エマ (2)
森 薫
エマ (3)
森 薫
エマ (4)
森 薫
ようやく、4巻まで追いつく。噂のヴィクトリアン・ロマン「エマ」
身分違いの恋のローマンスが縦糸にあるとはいえ、ただただ儚げで寂しげなエマの眼鏡っ娘メイドさん姿を愛でるのが正しいこのマンガの読み方。
エマはやっぱり黒にフリルエプロンのメイド姿が一番。無口でときどき頬を染める姿がよいですな。あ、外の元気なメイドさんや、元家庭教師のかっこいい老婦人ケリーさんに萌えるのも可でしょう。
月を眺めつつ、「ドイツには階級(クラス)はないんでしょうか?」と悲しげにつぶやくエマの姿は胸迫るけれど、やはり約束通り結ばれぬ恋かな。あ、でも、このままの勢いで新大陸に渡っちゃうって手もあるか…。

いっしょにコレも読んでおくのがおすすめ。遠国イギリスのメイドさんたちの制度や立場や、彼らの持っていた仕事への誇りなんかがよく理解できる。

エマヴィクトリアンガイド
森 薫 , 村上 リコ