鋼の錬金術師 「心を劣化させるもの」

自らの生をながらえることだけに執着するモンスターと化したダンテを前に、当たり前の「人生」を生きたホーエンハイムは既に無力。だから、たった一つの弱点をつかれて、光のホーエンハイムはお亡くなりに。
決して「永遠の生命」などありはしない。等価交換の法則を超える「賢者の石」ですら、心の劣化、脳の劣化から免れるものではない。すべてへの勝者は「時の流れ」のみ。
うう、前々から幸福になれない宿命の子だとは思っていたが、ロゼはさらに凄惨な運命に。うわーん、會川さん、お願いだからロゼを助けてよ。もういいよ。気の毒すぎるよー。
アルをかばい独りで戦う決意をするエド。独りで「賢者の石」を使い方を知るために赴くアル。敢えてホムンクルスの大総統を刺激し、戦いを始めるマスタング。それぞれ危地へ…。
自分のために傷つき血を流してまで「かばわれ続けること」につらさを感じているアルが不憫だ。

あ、本当に、「父にありがとう、母にさようなら」な展開!書いてみて気付いた。