仮面ライダー剣(ブレイド)

話自体は、まあ、捨て回のコメディ編のコンクルージョン。息抜き編があってもまあいいんだけど、そのコメディ編で話にまったく参加していないにもかかわらず、無理矢理パワーアップするギャレンに唖然。
えーと、えーと、見せ場なしですぜ、旦那!
これはもう、旧態依然としたドラマツルギーというもののすべて否定した新次元の芸術としか思えません。宅急便で送られるパワーアップアイテム、都合良くあらわれるカテゴリーQ。しかも封印するのは敵対関係にあるカリス。それなのに封印したカードをわざわざ持っていって渡してやる大親切。
「とにかくスポンサーがさぁ新しいフォームを出せってうるさいんだよ。だから、なんちゃってパワーアップ。おぉけい?」な感じを究極にまで貫いたメタフィジカルフィクションの領域へ突入。
私たちは新時代の突入を目の当たりにしているのかもしれない。いや、そういう新時代、イヤですけどね。