デカレンジャー アリエナイザー・リターンズ

過去にデリートしたはずのアリエナイザーが次々と現れ、その手がかりは、デカブレイクテツの親の仇、スペキオン星人ジェニオ…。
おお、再生怪獣(じゃなくて怪人)大行進な話かと思いきや、なかなか複雑。犯罪のコピーを繰り広げるアリエナイザーだったですね。前は苦戦したブリッツを軽々倒して、成長ぶりをみせつけるデカレンジャーの面々。(まあ、再生怪獣は弱いと相場が…げふんげふん)
特撮の華は「悪役」だ。悪が魅力的、もしくは圧倒的なキャラを保っていなけば、ヒーローは輝かない。
そういった意味で、狡猾にして冷血。犯罪者たちからもヒーロー視されるジェニオは、その冷たい嫌味な喋り方も含めてキャラがたっている。
それにしてもテツ役の役者さん、出てきたときはこれからどうなるのかと思うほど芝居がすべっていたのに、短期間で成長したなあ。ちゃんと凛々しいヒーロー顔が出来るようになったし。新人さんの多い特撮は、こうやってドラマとともに成長する役者さんの変貌ぶりを見るのも楽しみの一つ。