ロボ・ジョックス

ロボ・ジョックス
ゲイリー・グレアム スチュアート・ゴードン


友人から借りたもの。いやー面白かった。戦争が禁止された未来世界において、領土の獲得はロボット同士の戦闘で行われていて、という、Gガンダムガンダムファイトの(多分)本家。物資などが少ない世界で何故巨大ロボット?というのは問うてはいけない疑問なのだ。だって、ロボ戦やりたいんだもん。
特撮はところどころチープで、低予算はまるわかりだが、それを補って余りある映画とロボへのパッションというか。別に複雑なテーマなんかはないけれど、ちゃんとひっぱるストーリー。最初の試合で、観客を守ろうとしてかえって大被害を与えてしまうシーンなんか、ちゃちな特撮なのになんとも迫力がある。ヒーローものとしての挫折と再生はかかせないから。主人公のキャラがよくたっていて、好感がもてるし。
まあ、最終的にロボをおりて肉弾戦になっちゃうのは、どうしようもなく西部劇の後継としての宿命なのかもしれないけれど…。行動原理な謎ながらなんとな〜く爽やかなラストも含めてなかなかではないかと。
特撮アイの持ち主(特撮のチープさを愛で脳内補完できる人)ならばおすすめ。