ラヂオの時間
ラヂオの時間 スタンダード・エディション 唐沢寿明 三谷幸喜 鈴木京香 東宝 2005-12-23 売り上げランキング : Amazonで詳しく見る by G-Tools |
名作との聞こえも名高い三谷幸喜初監督作品。見たいと思いつつ、逃してきたのが、日本映画専門チャンネルでの放映に偶然遭遇。
いやー、噂に違わず面白かった。これは勿論ラジオドラマの話なんだけど、どんなドラマの製作現場でも往々にして起こることなんだろうなあ、と笑いつつ複雑な思いを持ったり。
視聴率やスポンサーの意向といった商業的な理由だけじゃなくて、内部的な政治事情で番組がわやくちゃになっていくといった状況を見ると、あの番組やら、この番組やら、そういうダメになった特撮番組が思い浮かぶのが特オタというもの。早書きとインパクト重視の脚本家が重宝されているのを見ると、思わず某脚本家のことを思い出して大笑い。
三谷幸喜だからちゃんとウェルメイドに、カタルシスまで持っていくわけだけど、それでも本人のフラストレーションが投影された部分が非常に面白かった。
それにしてもやっぱ三谷作品には西村雅彦だねえ。似たような作品の「笑いの学校」に乗れなかったのも彼がでていないというせいかも。