龍騎の罪

奇妙愛博士のところで、平成ライダー懐古日記を読みつつ…。
私は「仮面ライダー龍騎」が大好きなんだけど、大好きだからこそ「龍騎」に罪を感じる。
とにかく、13人のライダーが大バトルだー、ってのは刺激のインフレーションの頂点にたってしまった感じがする。ドラマを持たせることの難しい、もの言わぬ怪人たち(それがなんという名であろうと)よりも、元が人間であるライダーが戦うほうが面白いに決まっているわけで。でもって、かなり登場人物が増えても、順々に整理していくことができる。

だから555では主人公を怪人にせねばならず、剣(ブレイド)ではわけもわからず仲間同士で戦いあうことになっちゃったもの。そして、ライダー同士の戦いを禁じ手にした響鬼はどんどん迷走してっちゃった。
行き着くところまで行き着いて、森林破壊をしてしまった文明のように、後は滅びの道だけが続いている。自分の足を喰っちゃったタコなんだよね。
あー始まったばかりの「カブト」に不吉な預言だとは思うし、起死回生は起きるかもしれないけれど。