ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月

舞台は英国のラブ・コメディ。ちょっと太めのワーキング・ガールのドタバタ。せっかく素敵な彼氏を見つけても、なかなか素直に幸せになれない彼女を、「シカゴ」のレニー・セルヴィガーが驚異の体重増やしで好演。

ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月ブリジット・ジョーンズの日記 きれそうなわたしの12か月
ヘレン・フィールディング アンドリュー・デイヴィス リチャード・カーティス

ユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパン 2005-12-23
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「シカゴ」でほとんどガリガリだった彼女がどうやってあそこまで太れるのか…。でもってその後にちゃんと元に戻っているのだから、すごい。映画そのものより彼女の女優魂みたいなものに、感動。そこまで自己コントロールが可能なのか…。
お話自体は単なるドタバタラブ・コメなので、ラストのオチを含めて軽いつくり。「結婚したい」と思っていても、なかなか踏ん切りがつかない世代には、わりと感情移入できるのかな。
とはいえ、弁護士の恋人との壁は彼女の容姿やドジさ加減というシンプルな問題だけじゃない。クラス(階級)が絡んでいそう。見るからにアッパー(上流階級)で、イートン校(パブリックスクール)出身だもの。聡明なブリジットには、かなりツライかもしれない。
世界が違っている彼と彼女がハッピーエンドの後も平和に暮らせるかというと、たくさんの困難がありそう。って、ラブコメ見ながら何を心配しているんだか…。