ウルトラマンメビウス 父の背中

メビウス世界ではクリスマスの代わりに、「ウルトラの父降臨祭」があり、何度か地球で奇跡を起こしたウルトラの父を称える日だそう。街は、久しぶりにウルトラマンがあらわれたことも手伝って、お祝いムード一色。その中で、ミライは寂しそうな男の子コウキとあう。彼は父親が約束を守ってくれなかったことに拗ねているらしい。ミライがコウキを諭している時、3つの顔をもつ怪獣ジャシュラインが現れた。ミライはメビウスに変身して戦うものの、「金の像」に変えられて大ピンチ。その時、光とともに深紅のマントが翻る。
というお話。
せっかくのウルトラの父光臨というには、ウルトラマンのピンチが軽すぎて、なんだかなーの回でした。三つの顔持ち、それぞれが別人格らしい怪獣ジャシュラインは一応凶悪そうなんだけど大物感がない。これではメビウスのヘタレっぷりがクローズアップされるだけだから。相変わらずメビウスのドラマはひたすら軽いです。添え物の少年と父との和解もうすい。どう考えても約束を破ってしまってさらに逆ギレしたお父さんのほうが謝るべき話なんじゃないかな。
「父」というのはやはり常には厳しく、もうどうしようもないピンチの際に全力で助けにきてくれるもの、じゃないと有り難みないじゃない。
おっと来週は待望の太田愛脚本だ。こちらに期待しよう。