ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還 スペシャル・エクステンデッド・エディション

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J.R.Rトールキン ピーター・ジャクソン フラン・ウォルシュ

ポニーキャニオン 2005-02-02
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久しぶりに再見。
私の思い入れとしてはやはり「旅の仲間」だけど…。さすがに三部作のトリをかざるだけあって、CGの使い方の上手さに関しては、その後にこれを越える映画はないといっても過言ではないでしょう。
そしてこの映画を改めてハイビジョンで鑑賞できることはやはり嬉しいです。
それにしてもエクテンディッドは長い。長すぎる。やっぱりセオデンが死ぬところまでを見て、ふー、と一段落しちゃうんですよね。困ったもんだ。
この映画をアラゴルンを主人公と考えると、逃げに逃げ続けた男が、やっと責任を受け入れた話なのでハッピーエンドになるんですが…。(まあ、ガンダルフが追い込んでどうしようもなくなったまわりの後押しのおかげじゃあるんだが)フロドに関する限り、デッドエンド。最後の最後に「指輪の力」に負けてしまったという負い目が彼に安逸を許さない。だからこそ、ここから彼の西へ行く決意までを、もっと緻密に描いてほしかった。どうしても王のハッピーエンドのほうを長々と描いちゃったから。そっちに目が誤魔化されてしまう。(原作だとホビット庄での大騒動がもう一回はいるし。)
「映画」というメディアを考えるとハッピーエンドが軸になるのは仕方ないところかもしれないけれど、やはりそこが残念だったなぁ、と。改めて思ってしまったわけです。
フロたれは勿論のこと、サルマンもデネソールもハッピーエンドを迎えることができそうな「指輪ものがたれ」に期待しちゃいましょう。

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