プライス・コレクション「若冲と江戸絵画展」

東京であっているのが羨ましかった「若冲と江戸絵画展」に。(近頃、江戸文化づいているかも。)
福岡市内(天神)から30分程度(西鉄電車にて)。菅原道真を祭る太宰府天満宮の境内の敷地内にできた九州国立博物館
目をみはるモダンなつくりの新しい博物館。開館してまだ一年にもならないので、人混みを怖れてまだ行ってなかったので。冬の平日、お天気は上々。出張に行く配偶者とともに家をでて、午前中に。怠慢な私としては異例の力のいれよう。あのポスター見たら、絶対に惹かれますって。
電車の中でも、国立博物館へと行こうとしていると思しき人々が多くて、あやや。ガラガラということはなさそう。
久しぶりに降り立つ太宰府駅。私は小学生の頃に短期間だけこの太宰府に住んでいたことがある。福岡市内まで通わなければならなかった父は、かなり大変だった様子だけど、小学生の私には毎日がお祭りのような境内が珍しく、自然にも恵まれた場所でよい思い出のある土地。なんとなくあまずっぱい思い出を抱きつつ、まずは天満宮にお参り。(「お初天神」という祭事があっていて、神殿のそばまでは寄れなかった。)日本国の大怨霊、菅原天神には「畏れ」と「レスペクト」を。(って、これを書いている今、稲妻がひらめき雷鳴が轟いてるんですけど〜、何か失礼をしてしまいましたか〜?)

境内からはそぞろ歩きで2分ほど、日本一(?)レトロなちゃちな遊園地、「だざいふえん」のすぐ横。(私が子供の頃にさえ、古くさいと思っていた「だざいふえん」は思い出そのままにかわらずそこにあった。すごいなぁ。「だざいふえん」から「だざいふ遊園地」に名称は変わったみたいだけど、
http://www.nishitetsu.co.jp/dazaifu/この良心的な価格設定を見ても、いかに「だざいふえん」が時の流れとは別の所にあるか、わかると思います。)そして、その対照的に、九州国立博物館はあるだけ近代的な、デザイナーのコンセプトが明確な建物。気合い入ってます。
 
入口から長い長いエスカレーターと、動く歩道に乗って内部へ。つまりこれは「胎内回帰」を象徴なのか、などと。お庭のほうはまだまだ淋しい限りだけど、一周年もまだなので、それは仕方がないところ。どーんと大きな建物は逆光になっていて、なかなか撮せない。(大きいほうのデジカメを持ってこなかったし。)
さてさて肝心の「若冲と江戸絵画展」。当然人気は高いのと丁度、修学旅行らしき学生の一団といっしょになってしまったという不運も手伝って、人は多い。とはいえ、東京ではものすごい人混みだったらしいのに対して、こちらはちゃんと絵が観賞できるくらいの人数。福岡で見ることができる幸運を感謝。
 
長くなってしまったので、展覧会そのものに対する感想はまた明日。